2010年11月のアーカイブ:活動レポート

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アーバンデザインを学び、構想する人たち

2010年11月26日(金)

UDCKではアーバンデザインの教育・啓発の一端として、東京大学大学院都市環境デザインスタジオと連携しています。

都市環境デザインスタジオについて→コチラ

10月より開講した今季はキャンパス駅前と柏ビレジを設計対象地として、東大・千葉大・理科大・筑波大の大学院生が「都市環境の再構築:地域とともに考える街のリノベーション」をテーマに12/22の発表会、来年1月29日のオープン報告会に向けグループワークで進めています。
実際に設計対象地の住民の方を招いたヒアリングや、現地見学、駅前広場設計チームの発表などの情報や交流・調査を進め、留学生が多いため「公用語は英語」なんてところもあり、毎週水曜午後は議論をしています。

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専門教育を受けた学生の検討もある横で、本日柏第三中学校から3人の生徒さんが体験学習に訪れました。柏第三中学校がある豊四季台団地周辺とはまた違う風景や地域性を持つ柏の葉をまずは探検(踏査)してもらい、気付いたことをまとめ・そこから駅前を対象地に設計し(構想)、発表してもらいました(提案)。
生徒さん達には体験学習終了時に今日一日体験したことが、UDCKの主力業務のひとつであるアーバンデザインの実務の流れであり、スタッフ一同が日々行っていることとして伝えました。
感想や意見から提案として実際に敷地平面図に描いてもらう頃には、UDCKディレクター交え「あーでもないこーでもない、こうしよう!」が繰り返され、新鮮なアイディアも出て、UDCKとしても勉強となるとても楽しい時間となりました。

どの年代で都市を考える面白さに出会うかによって、将来まちへの関わり方・意識が変わると言っても過言ではありません。UDCKでは年齢問わず市民ひとりひとりがまちを考えるきっかけを提供し続ける役割があり、それは地域のみなさんと育てていくものなんだなと、今日一日の体験を通して感じたのでした。  (砂)

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Kサロン:未来の電気のその先は!?

2010年11月22日(月)

みなさん、「Kサロン」に参加されたことはありますか?

Kサロンとは、UDCK主催の交流会です。
柏市内やつくばエクスプレス沿線の関係者、まちづくり活動を各地で展開されている方などをゲストに招き、各自の活動について話題提供してもらっています。その話題を肴に、サロン形式で飲食をしながら、これからのまちづくりの方向性や可能性を様々な角度から話し合っています。住民、学生、柏の葉に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。

全体通してかたい雰囲気ではないので、自分だったらこうしている、これとコラボはできないか等参加者全員でざっくばらんに意見交換をします。実証実験として形になったPLSや、千葉大学敷地内で展開されている"ガラスの花"はこの場から生まれています。

さて、11月19日に行われたKサロンのテーマは「公衆電源サービスプロジェクト」。
柏の葉では現在UDCKをはじめ3か所4拠点のespotが設置されています。
改めて設置の経緯やこれまでの6カ月を振り返り、想うこと・課題・これからの可能性を日比谷モデルも交えながら東京電力のご担当者さんから運営側のご意見をご紹介いただきました。

■11月19日Kサロン開催概要→コチラ

20分ほどプレゼンの後、会場からは「中国の井戸端会議のように、電動マージャン卓はどうか?」「未来の電気の使い方なので、ストリートファーニチャーにその機能を持たせるなら、デザイン性も未来型でないと」「まちにもっと設置か所があれば使いやすいのに」など、笑いあり、シリアスありの自由な発想で意見が出されました。

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その後のフリートークタイムでは、協力団体であるスパイラルさんから12/3・16:00~UDCKで行われるアーティストトークのお知らせと地元・若柴町会の皆さんを紹介いただき、"はっぱっぱ体操"の講習会を参加者全員で行い、若柴夜曲の視聴もしました。
はっぱっぱ体操と名前はかわいいですが、これがなかなか難しく、まじめにやると普段使っていない筋肉からその存在を猛アピールされるくらい、筋肉痛や息があがります。でもふと気付くと、無心に集中している自分に気付く、そんな魅力ある体操です。
UDCKでは教則DVDも数量限定で配布しているので、興味がある方、次回こそは完ぺきに発表したい方がUDCKまでご来館ください。


そんなこんなで、まちと地域の人と専門家の交流に一役買っているKサロン。
寒い夜は赤ちょうちんではなく、Kサロンはいかがですか?

<Kサロンの開催コード>
■開催場所:UDCK(TX柏の葉キャンパス駅東口駅前徒歩1分)
■参加費:おひとり様1,000円(学生500円)飲食・カトラリー類持ち込み大歓迎!!

開催は不定期のため今後定期開催を目指しています。
日頃足繁く通っている方でも、改めてUDCKの取組みを振り返る機会となります。今後もたくさんの方のご参加をお待ちしております!!  (砂)


(レポート)2010.11.20 柏の葉の自然環境とこれからのまちづくりを考える

2010年11月20日(土)

日時:2010年11月20日(土)10:00~11:30視察 13:00~15:00フォーラム
主催:UDCK

 大規模な都市開発が進む柏の葉では、緑地環境の保全・創出等により、良質な環境空間形成を図りながら「次世代環境都市」の実現を目指しています。その中でも特に、公園や道路、調整池の整備等に際して、いかに既存の自然環境の保全・再生や新たな緑の創出を図るかが、重要なテーマとなっています。
 そこで、柏の葉における自然環境の現状報告をもとに、本地域における緑地環境形成の方向性や、その整備・管理のあり方等について、学識経験者、開発に関わる行政や民間、そして市民が一緒になって、検討・議論を深める場として、UDCK環境フォーラム2010を開催しました。テーマは、「柏の葉の自然環境とこれからのまちづくりを考える」です。

 午前中は、こんぶくろ池からの細流が流れるキャンパス地区北部エリアの現地視察を行い、午後はUDCKにて、フォーラムを行いました。

1.現地視察(10時~11時半)

 午前10時に田中中学裏門に集合、雨予想もありましたが晴天(時々曇り)に恵まれ、柏自然ウォッチャーズのメンバー及び開発整備に関わる空間部会メンバー、一般市民参加者など15名が集まりました。
 最初に、かしはなでも協力いただいている花工房カモミールを視察し、代表の笠井さんより活動の概要のほか、付近における水路の埋め立て等の状況などについて、お話いただきました。
 その後、香取神社裏に残された自然林を見たのち、こんぶくろ池からの水流に沿って視察。既に水路付近の伐採や湿地の盛土が進む現場では、失われつつある自然を惜しむ声も聞かれました。さらに北側に残る湿地(ヨシ原)を視察したのち、田中中学まで戻り解散しました。
 もともとあった広大な湿地環境を垣間見ると同時に、着々と事業が進むなかで、その代償として失われていく自然環境を、参加者一同実感する現地視察となりました。
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2.フォーラム(13時~15時15分)

 地域住民の方、学生なども含め、午後のフォーラムには60名程度の来場者があり、このエリアの自然環境や事業計画に対する興味の高さがうかがえました。
 フォーラムのプログラムは以下のとおりです。

1 開会のあいさつ UDCK副センター長 三牧浩也氏

2 報告・講演
1)基調報告① 柏市自然環境調査及び補足調査にみる、北部地域の自然環境の現状
      柏自然ウォッチャーズ 青木保雄氏
2)基調報告② 柏の葉キャンパスタウン構想 空間デザイン部会における検討状況
      株式会社都市環境研究所 作山康氏
3)基調講演  自然環境とまちの「共生」とは
      東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 横張真氏

3 パネルディスカッション
1)パネルディスカッション
    パネラー :横張真氏、青木保雄氏、作山康氏、三牧浩也氏
    進  行 :松清智洋氏(柏市民活動センター)
2)会場との意見交換

 各パネラーからの報告やパネルディスカッションでの発言概要は以下のとおりです。

①青木氏
・自然環境調査の結果、正連寺エリアには貴重な湿地性の自然環境が残っていることがわかったが、開発の中でほとんどが失われる。せめて公園として整備される部分について、自然環境を残したい。
・田中の子供たちは何時間もゴミ拾いに付き合ってくれた。自然に対する子供たちの感覚が育まれるような環境を大事にしたい。
・人を巻き込むキーワードは「水」。水が見える街か、見えない街かで全然違う。
②作山氏
・古い時代に決められた区画整理の計画の上に、どこまで魅力的な環境を実現できるか、関係者で検討している。行政だけではできることは限られるが、「公民学」の連携で、できることを少しでも実現したい。
・祭からでも、地域のコミュニティや街への関わりが生まれてくる。そういうところから、地域の環境管理活動につなげていくことも考えられる。
③横張氏
・かつて人の手で自然破壊を行い、手本を過去に求めることができない場所で、あえて何もせずに自然を再生させ公園化している例が欧米にある。日本の里山も、人の営みにあわせてその姿を大きく変化させてきたものであり、固定的なものではない。ランドスケープが人の営みに合わせて変化するものであるならば、「今」手にしている自然をベースに、未来につなぐ新たな自然の作り方を考えるべきではないか。
・住民といっても、自然保全活動等を行う住民グループと一般住民は違う。特段自然に興味のない一般の方をどう巻き込むことができるのかがポイント。
・ランドスケープは感じるもの。暗渠にしてせせらぎを作るよりは、暗渠の一部が外から見えていて、「なんか変だぞ」と思わせる方が、意味がある。
・これからこの場でどのような開発をするのか。「おじいちゃん」に見識があったのかどうかを子孫から問われている。
④三牧氏
・どのような構想や開発計画が描かれているのか、市民の方に一層開示していく必要がある。特に、公園や緑地では管理の話が重要であり、市民グループや実際に住んでいる方々と共に議論をしながら、柏の葉における自然への価値観を共に創り育てていくことが大事だと考えている。今後ともこのような場を設けながら、検討を進めたい。
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 全体を通して、見せかけではなく「感じる」ランドスケープを「今」に立脚した形で創り出す必要性、新たなまちにおいて一般市民にも「価値観」が共有される「自然」環境をどこに設定するか、一般住民をいかに巻き込むか、子供の視点を意識することや「水」を見せることの意味などについて、今後につながる議論がなされました。

 特に、柏の葉エリアの空間整備について、市民の方々に情報提供し、開かれた形で検討するフォーラムとしては今回が初めての試みでしたが、市民の方々の関心の高さが感じられ、有意義なフォーラムとなりました。今後もこうした機会を設けながら、市民に愛される魅力的な空間づくりを実現していきたいと思います。

※関連記事⇒デザインマネジメント「景観まちづくりイベント

「豊四季台団地、昔、今、そして未来へ」

2010年11月15日(月)

UDCKのあるキャンパス駅からバスで15分程に、豊四季台団地があります。
現在は建て替えが進んでおり、一部高層マンション化していますが、
大半は1964年入居開始をしてから46年が経つ昔のまま、5,000戸・1,100世帯が暮らしているそうです。

そんな豊四季台団地の体育館で、先週ひとり暮らしの高齢者が200名ほど集まる昼食会が実施されました。
豊四季台団地地区民生委員さんが主催し、豊四季台団地で研究を進めている東大高齢社会総合研究機構や、授業の設計敷地として取り上げた東大都市工・建築学科なども協力して運営されました。
そこにUDCKもお手伝いで参加してきたので、簡単に様子をお知らせします。

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今回は団地の将来を見据えると単身または夫婦のみの高齢者世帯が増加していきます。ひとり暮らしの方がどのように考え日々生活を送っているのか、状況を伺うきっかけとし、参加者の皆様には外に出てくるきっかけの一つとなればという機会でした。
高齢社会をテーマにしたまちづくりスクールを実施したばかりだったので、参加者からの声は授業内容とリンクし、非常に興味深いものでした。

まちづくりスクールとは?・・・コチラ

この企画を初めて聞いた時に「高齢者の方が200人も一同に会す?!しかも皆さん一人暮らし?!」と驚き、当日集まった様子を見て尚驚きました。
95%と言っても過言ではないくらい女性が多く、男性はちらほら。
スクールで話にあった「男性は会社勤めから引退されたのち、地域に溶け込めずこもる」とか、「コミュニティ形成は子どもが媒体となっているから子育てが終わると外で人に会う目的が極端に減る」「ここに来ている人達は元気で明るい方だからよいけれど、今日来ていない・来れない人たちの方が多い」
という意見もあり、現状の深刻さを垣間見たようでした。

全体としては、造成当時の写真と今の写真を見比べて、想い出話をもとに様々なニーズや動向を伺い、あたたかい豚汁とお弁当でいろんなことを話しながら和やかな雰囲気でした。
「また来年もこのような企画をしてほしい」「学生さんともっと話せて楽しかった」など次につながる感想も多く、これが参加者にとって楽しみな機会となっていけば素敵ですね。


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寒さも増してきた最近ですが、UDCK旧館も徐々に徐々に解体が進んでいます。
長年お世話になった建物が崩れていくところを見ると、何とも切なくなりますが、新館も旧館の良さを引き継いで、さらなる機能強化に取り組んでいますので、ぜひ足を運んでみて、体感してみてくださいね。
PLSも11月はじめから再設置されています。
UDCK旧館が見られるのは今月いっぱいなので、記念写真はお早めに!! (砂)

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駅前清掃から始まる朝

2010年11月10日(水)

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UDCKメンバーは旧館時代から、柏の葉キャンパス駅前清掃を、まちづくり活動の一環として取り組んでいます。以前は夕方実施していたのですが、秋以降日の短さには勝てず、朝時間となりました。

朝晩の冷え込みが増す柏の葉では、目が覚めざるをえないほどですが、
かし*はなプロジェクトで手入れしているトウガラシやシソなどの植物を
改めて間近で見ることができるので、まちの再発見をする機会でもあります。

「かし*はなプロジェクト」とは・・・? コチラ

駅前清掃はUDCKメンバーのほかに京葉銀行さん、辻中病院さんからもご参加いただき、
第2・4水曜朝に時間が変更してからは、ららぽーとさんの駅前清掃とも連携しています。
思い立ったが吉日なくらい気軽にできることなので、これがきっかけとなり
地域が繋がり、行き交うまちの人たちがまちに視点がいく・まちに参加する
第一歩として広がっていけばなと思います。
※もちろん、ポイ捨てがない状態が一番です。

今後はUDCKユニフォームもできる予定です。
駅前清掃はどなたからの参加希望もお受けいたしますので、
ご賛同いただける方はぜひ、第2・4水曜9:00にUDCK前にご集合ください。(お問い合せはUDCKまで)

ちなみに写真は駅前清掃時利用した軍手を干しているものです。
13人分から何人まで広がるでしょうか・・・         (砂)


元気な未来都市フォーラム&マルシェ

2010年11月08日(月)

先週末、11月6日(土)に、千葉県主催の「元気な未来都市フォーラム」が、月一恒例のマルシェコロールにあわせて開催されました。
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TX沿線の柏・流山地域では、「環境・健康・創造・交流のまちづくり」に向け、様々なプログラムが展開していますが、今年度のフォーラムでは、特に市民参加型のプロジェクトに着目し、「かしはなプロジェクト」「こんぶくろ池自然博物公園の整備管理」「農あるまちづくり」「まちのクラブ活動」の4つの活動について、それぞれのコーディネイターや市民の方より、報告をいただきました。
実感を伴ったそれぞれの報告からは、市民の方々の活動の広がりや、柏の葉のまちに秘められた力を改めて感じるとともに、こうした活動を楽しみながら続けていく、つなげていくために、これから何が必要か、いろいろと考えさせられました。
また、このまちづくりを当初からリードしてこられた千葉大学名誉教授の古在豊樹先生をお招きし、「街と生き方を変える市民科学を私たちが創ろう」と題した講演をいただきました。
身体(五感)と密接につながる「農(Agriculture)」、これが「文化(culture)」の源であり、これを今一度見直すことが生物としての人間性を取り戻す鍵になるというお話、大変興味深く拝聴しました。

当日はマルシェも開催され、秋晴れの下、多くの人々で賑わいました。マルシェもただの市場ではありません。多くの市民活動の発表の場であり、人々を巻き込み、つないでいくための仕掛けでもあります。
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まちや人々と関わり、自らの生活をより生き生きとしたものにしてくためのきっかけが、いろいろな形で開かれている柏の葉、そのことの大切さを再認識した一日でした。(三)

東口駅前の印象が変わりました

2010年11月01日(月)

UDCKが立地する柏の葉キャンパス駅東口駅前は長らく工事期間に入っていて、
(駅から見つけにくく、UDCK旧館に行かれた方もずいぶんいらっしゃいました。。。)

この度工事の仮囲いなどが撤去された東口空間は、非常に広く感じます。
駅からUDCKへのアプローチも抜け、駅からみなさんに見つかりやすくなりました。
UDCK本館の手前に見えてくるものは、UDCK実証実験第一弾のPLSです。

詳細はコチラ→小さな公共空間PLS

まちづくりに関する幅広い情報発信拠点となる[インフォ棟]と
学生の研究発表や活動の場となる[学生プロジェクト棟]の2棟が戻ってきました。
本格運用は今月中旬を予定していますので、楽しみに待っていてください。

日々変化していくまち・柏の葉ですが、
普段何気なく利用している空間に着目して設計提案をしている
大学院生たちが居ることをご存知ですか。

東京大学大学院空間計画研究室(HP)の有志を中心に
駅前広場の未来像を研究の一環として設計提案しています。
現段階ではメンバーの視点から、駅前広場空間の課題点や理想を基に設計していますが、
次なる段階として、住民の方をはじめ駅前広場利用者のご意見を伺い、
それを提案に落としていくことを目指しています。

UDCKでは短期間ではありますが、今週学生提案へのアンケート調査を
ギャラリーにて実施しています。
週末には千葉県主催のフォーラムや月一恒例マルシェも開催されますので、
ぜひ一度足を運んでいただき、一緒に未来像を考えてみませんか。

お待ちしております!! (砂)

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