第3回 デザインワークショップ
UDCKまちづくりスクール第3回 2009年12月02日(水曜)
講師 栗原国男氏(ランドスケープアーキテクト/風景アドバイザー)
<略歴>
1979年から2008年まで造園のコンサルタント(あい造園設計事務所)に勤務。公共空間の計画・設計を多く手掛けてきた。 また、市民との協働による環境・景観づくりなども多く行っている。 現在、(財)川崎市公園緑地協会に勤務、緑のボランティアへの活動支援、緑化指導、講座での講師などを行っている。
<活動内容>
ランドスケープデザインを通して、地域での市民による風景づくりや環境づくりの活動をサポートしている。
・世田谷区「三宿の森緑地」活動指導 講師
・東京農業大学環境緑地学科 講師(2008)
・世田谷区の風景アドバイザー
▼19:00~
まちづくりスクール2009秋コースの説明
UDCKディレクター 丹羽 由佳理
2009年度秋コースについて資料配布し前回のおさらいを行い、続いて本日配布した資料の説明。その後、第3回講座内容及び進行予定をコメントした。
▼19:07~
講義「デザインワークショップ」・・・栗原国男氏(風景アドバイザー)
<講義のポイント>
1.「市民参加プログラムの事例」 について説明
(1)公園は、日常単位に利用される市民に一番身近な場所として地域コミュ二ティや身近な自然とのふれあいの場となっている。
近年と支部における公園の役割は、これまでの様な画一的な機能・施設整備に重点を置くものから、多様な社会ニーズを背景とした
高齢化社会への対応、地域コミュ二ティの活性化、身近な自然環境の創出、安心と安全(防災と防犯面)の確保、維持管理運営の充実など多岐にわたる機能が求められている。

(2)その為、多様な市民のニーズを受け止め、地域の将来像や必要とされる機能を的確に予測・分析し、その地域に合った個性豊かな公園づくりを進めていくことが大切である。
(3)プログラムの進め方:市民参加のプログラムは、周辺計画との整合や公園の整備目標を現地見学会、課題の抽出、ゾーニング、プランの作成などを通して段階的に進めていく。プログラムを通して、基本計画に市民の意見を反映させていくことが重要である。
プログラムの流れ
WS-1.公園事業について:(今までの経緯、これからの進め方)整備の目的や市民参加の進め方について理解を深めるとともに、計画の概要や関連する周辺計画との整合性について確認。
WS-2.現地見学会:(現況資源と計画条件の確認)計画地の現況を体感しながら、「大きさ、高さ、眺め」などを探っていく。チェックシートを使って検証する。
WS-3.現況イメージの整理(現況資源と計画条件の整理)現況の特性や計画条件について模型や写真パネルを使って、項目毎に分類・整理する。その中から計画のかだいなどについて検討を進める。
WS-4.コンセプトづくり(計画の方向性の確認)現況イメージの整理を基に模型やパネルなどを使って、公園の機能や利用など将来像をイメージしながら図に模式化していく。基本的な機能(トンネル、堤防、ぺデ、アクセス)と、新たに加えて行きたいイメージを重ねて計画の方向性を探って行く。公園のテーマやコンセプトについても検討する。
WS-5.イメージの具体化(イメージ探し、事例研究会)イメージをより具体化するために、参加者で参考となる資料やイメージ写真などを持ちより、共通のイメージを確認する。
WS-6.ゾーニング検討(ゾーニングプランの検討)計画地の条件や機能を整理し、公園イメージと重ね合わせたゾーニング図を作成する。公園のテーマや利用のイメージなどについても整理する。
WS-7.プラニング(タタキ台プランの作成)ゾーニングの検討から複数のゾーニングプランを作成し、比較検討をする。その中からタタキ台となるプランを絞込み、検討していく。
WS-8.計画案のまとめ(今後の課題)
タタキ台プランを基に基本計画案をまとめる。整備計画については、再度現地で確認する。

2.デザインワークショップ実施
以上の説明に基づき、実際に計画が進められつつある柏の葉キャンパス地区の市民公園を対象として、どのような公園としていったら良いか、グループで話し合うようにとの話があったが、その進め方に関して受講生から「コンセプトがない中でどのようにまとめるのか」、「前提条件がよく分からない」、「現場を見てないためイメージが掴みにくい」等といった意見が出された。

公園の現況を示した写真や、立体的な模型を通じて取りあえず現状を説明するとともに、1.で説明のあったワークショップステップのうち、本日は「どんな公園にしたらいいか、各自が思い思いの意見を出し合ってそれをまとめてグループごとに発表することになった。この後、グループA,B,Cの3グループに分かれてメンバー相互の意見交換を行った。グループの互選により代表者が発表することとした。
▼各グループのワークショップと発表の様子
最初は戸惑いがあったが、各グループともに次第に議論が活発にあり、グループ毎の発表にもなかなか充実した内容が盛り込まれた。
