設立の背景

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2006年11月20日、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK : Urban Design Center Kashiwa-no-ha)は、千葉県柏市北部「柏の葉地域」における公民学が連携したまちづくりの拠点として、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅西口前に開設されました。

設立の契機は、2006年4月柏市主催の「大学と地域の連携交流会」において、UDCKの創設者であり初代センター長の故・北沢猛東京大学教授(当時)が、センターの必要性を提示したことに始まります。北沢猛教授は、横浜市都市デザイン室で20年にわたって第一線で実務経験を積まれたのち、1997年度から東京大学工学部都市デザイン研究室助教授に就任。この間を通じてアーバンデザインを担うセンターの必要性やあり方について構想を深められてきました。そして、2006年4月に東京大学新領域創成科学研究科教授として柏キャンパスに赴任されたのと期を同じくして、この構想を提案されました。これは、大学と地域の連携のあり方を模索していた柏の葉のまちづくりにとって、まさに機を得たものでした。

同6月には、土地区画整理事業の進む柏の葉地区で住宅等の開発を推進していた三井不動産からも、まちづくりの拠点施設に係わる提案があり、同9月には施設概要、設置目的、活動内容、管理運営体制、オープニング式典などUDCKの骨格が決定、同10月に設立会議を開催し、要綱、運営基本方針、役員人選が承認されました。このように、提案からわずか半年、関係者の迅速な判断や協力により、11月20日に初代のUDCKがオープンしたのです。
UDCKのオープニング式典には、柏市市長、東京大学総長、千葉大学学長、三井不動産社長他が参加して華々しく行われました。全国紙や地域新聞などの取材も入り、広くその活動の開始を知らすこととなりました。

つくばエクスプレス沿線の柏・流山地域では、千葉県が中心となって環境・健康・創造・交流を軸とした国際学術研究都市づくりが進められていますが、2007年3月には、UDCKは交流部門のアクションプログラム(実行計画)にも位置づけられています。

創設者北沢猛先生のアーバンデザインセンター構想(2007年4月)
UDCK 5年の歩み(2011年11月)