理念と役割

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UDCKの基本的な理念は「公・民・学の連携」です。言い換えれば、地域をベースに、市民と行政、企業、大学などが連携してまちづくりを進めていくための「場所」「環境」をつくるということであり、それがUDCKの設立に込められた大きな目的です。そのため、UDCKの最も重要な役割は、会議等の場を通じて、既定の業務や研究をつなぐ中間的機能を果たすことにあります。いわば、まちづくりに係わる多様な主体の連携のプラットフォームとしての役割です。
一方で、UDCKは単なる調整の場ではありません。自らが専門性を持ち、構想、計画、推進するシンクタンクとして、柏の葉国際キャンパスタウン構想の推進・実行を担うことも、大きな使命です。
さらに、もうひとつの役割として、様々な印刷媒体や報道発表、フォーラム等を通じて、柏の葉のまちづくりを広く情報発信していくことがあげられます。
すなわち、UDCKは、①新たなまちづくりに係る「学習・研究・提案」(シンクタンク)機能と、②これをベースに「施策化・事業化」を企画・調整し、さらには「持続的運営」を支援するというまちづくりのプラットフォーム(コーディネイター)機能、さらには③これを市民や社会に対して発信し、参画を促す「情報発信」機能を持ちます。
これらの機能を軸に、新たなアイデアを生み、実践し、継続するという一連の流れを生みだしながら、次世代型のまちづくりを牽引する役割を担います。

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より具体的に、UDCKの運営に係わる基本方針としては、以下の5点が定められています。(UDCK要綱より)
(1)自治体、企業、大学、市民団体等(公民学)の連携による人材育成、会議、ワークショップ
(2)大学や研究機関の提案に基づく新規事業創出の拠点
(3)大学から市民への知の開示と連係
(4)柏の葉地区ならびにTX沿線の都市デザイン
(5)まちづくりの進捗に応じた柔軟な組織運営

この基本方針からもわかるように、UDCKは、市民との連携を大切にしながらも、まちづくり、都市デザインのセンターとして、大学の専門性を軸にした人材育成や新規事業の創出、ハード面の空間デザインという部分に重きを置いています。これが、いわゆる市民活動支援型のまちづくりセンターとは異なる特徴といえるでしょう。
また、UDCKは、それ自体が社会実験です。つまり、地域の多様な主体、あるいは全国のまちづくりに係わるセンターとネットワークしながら、これからのまちづくり拠点のあるべき体制・役割を常に模索していくことも、UDCKのもう一つの重要な役割なのです。