UDCKでの日常風景
2010年12月21日(火)
上記の風景はまさに今、写真に収めたリアルタイムのUDCK館内の様子です。
右側が柏の葉国際キャンパスタウン構想の空間デザイン部会メンバーの会議です。
左側は都市デザインスタジオの大学院生達が、明日の最終講評会に向けて、追い込み作業中の様子です。
公民学連携の施設であるUDCKではよくある風景ですが、実はほかではあまり見られないのでは?と感じます。皆さんのまちでは、自分の居住地の空間デザインがどのように検討されているのか、見る機会はありますか。「市庁舎内やどこかの会議室で誰かが集まって決まっていくもの」ではなく、市民の目に見える場でより良い空間を創っていくにはどうするか、立場上できる・できないを抱えつつ、難しい局面もちらほらあるなか議論は進んでいきます。
行政+民間+専門家が集まり、柏北部の空間デザインをより良くするため真剣に議論する横で、学生たちがキャンパス駅前や柏ビレジという対象地の未来図を真剣に構想している。未来の専門家のたまごたちにとっては、自分たちの将来にある【リアルな現場】を肌で感じながら、研究を進められる環境としての一面があったりします。
大人側から見れば、学生のひたむきな姿勢に触発されたり、提案の中からキラリ★と光るアイディアを見つけたり、お互いよい刺激となっているようです。
もちろん会議中もラウンジやブックスペース、模型の見学などは自由にできます。
そんなフラットかつオープンな空間としてのUDCKだからこそできる「なにか」を、ぜひ体験しにきてください。そうです、来館された日に今日のような光景でも気にせず、アーバンデザインについて・柏の葉について・ご自身の生活空間について考える機会をお持ち帰りいただけます。 (砂)