(レポート)みんスタ「フレイル予防AI編」第1回ワークショップ〈午後〉運営メンバーでのワークショップ
2022年05月22日(日)
開催日:2022年4月16日(土)13:00~17:00
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午前のワークショップ 振り返り
2022月4月16日午前 ワークショップのレポートリンクはこちらから
https://www.udck.jp/blog/003731.html
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午後は、みんスタの「フレイル予防AI編」運営メンバーのみでワークショップを行いました。午前中のワークショップの内容を振り返り、具体的にフレイル予防AIで提供できるサービスの初期的なアイデアを検討しました。
午前のワークショップで出された課題や解決策を運営メンバー全員で共有し、その後、各グループで出てきた課題と解決策をカテゴリー別にグルーピングする作業を行いました。
課題のカテゴリーには運転免許の返納等の観点が含まれる「本人の自己認知」や「医療者とのコミュニケーション」、「コミュニティへの参加」、「データ共有不足による不均一なサービス」などが出てきました。
フレイル状態をチェックするための質問票(以下「フレイル質問票」)
次にフレイル予防AI研究チームの直野さんよりフレイルチェックの指標として使われる「フレイル質問票」について段ボールでのプロトタイプを用いて説明していただきました。
フレイル質問票は「運動」「栄養」「口腔」「こころ」など様々な観点から総合的に健康状態を把握するための簡単なチェック項目です。質問に回答することでAIは要介護になるリスクを判定します。
フレイル質問票に回答するとフレイル予防AIはこれまでの分析データから、利用者に対して「あなたは〇〇ができていて素晴らしい!」、「〇〇をもう少し気にかけましょう!」といった結果通知や「あなたには〇〇な行動がおすすめです」というフレイル予防のための行動を提案してくれます。
運営メンバーはこのフレイル予防AIを活用したサービスを考え、実装を目指していきます。
フレイル質問票に触れるサービス、活動に繋げるサービス
具体的にはフレイル質問票に回答する場所や回答方法といった入口部分のサービス、そしてフレイル質問票の結果を受け取った後に行動変容を促す活動に繋げるための出口部分のサービスを考えます。まずは午前のワークショップから出てきた課題点を見ながらひとりひとりがアイデアを書き出していきました。
初期的アイデアの設計
個人でアイデアを出し終えた後、3つのグループに分かれて入口から出口までの一連のサービスを考えました。
フレイル質問票への回答場所としては、病院の待合室や、市役所、図書館などといった意見が出ました。また、持続的な活動につなげる手法として大人食堂や似た嗜好の人たちと繋がる仕組み、既存のコミュニティ活動との連携などが挙げられました。
これらはサービス実装のための初期的アイデアです。今後アイデアをブラッシュアップさせ、一般の参加者からフィードバックを受けることで実装可能なアイデアへと繋げていきます。次回は実際に作成したプロトタイプに対してフィードバックを受けるワークショップの様子を紹介します。一連のみんスタの活動を通じてどのようなアイデアが実際に生み出されるのか、引き続き楽しみにしてください!