(レポート)みんスタ「フレイル予防AI編」第2回ワークショップを開催しました!
2022年06月08日(水)
5月15日(日)13:00~16:30
みんスタ「フレイル予防AI編」これまでの活動レポートはこちらから
4/16〈午前〉 https://www.udck.jp/blog/003731.html
4/16〈午後〉 https://www.udck.jp/blog/003735.html
シミュレーションワークショップを開始
前回は運営メンバーでフレイル予防AIの技術を活用したサービスをデザインし、3つの班それぞれがプロトタイプを作成しました。
作成したプロトタイプを基に、サービス全体、あるいはそれぞれのタッチポイントが自分たちの生活にどのようにフィットするのか、サービスの魅力と普及率を高めるために何を最適化するべきなのかについて、参加者からフィードバックを得るシミュレーションワークショップを開催しました。
4月16日午前のワークショップと同様、柏の葉にお住いの高齢者、医療関係者など合計8名の方にお集まりいただきました。
フレイル予防AI サービス案紹介
前回の運営メンバーでのワークショップではフレイル予防AI技術を活用したサービス案が4つ生み出されました。
ここではその案をひとつ紹介します。
フレイル状態をチェックするための質問票(以下「フレイル質問票」)入力:高齢者を親に持つ子供が、フレイル質問票への回答を親に促します
結果通知:親がフレイル質問票に回答を行った後、その結果が子に通知されます
結果を受けた行動変容:子は親のフレイル質問票の結果を受け取り、おすすめの行動に合う商品(ウォーキング用のシューズなど)を選びます。選んだ商品は、ギフトとして誕生日や母の日、父の日などのイベント時に子から親に贈られます
この他にもフレイル質問票をジムや集会所で集まって回答し、既存の地域活動や大人食堂の活動に繋げる案、病院に入ったらアプリから通知が来てスマホでフレイル質問票に回答し、病院の待合室に置いてある地域の活動・コミュニティカタログから自分の結果に合った活動に申し込みできる案などがあります。
第1ラウンド~第3ラウンド
以上のようなサービスアイデアを、イラスト等を用いて運営メンバーから参加者に説明しました。運営メンバー3グループが参加者の各テーブルを回り、全員からフィードバックをいただきました。
それぞれのサービスアイデアに対して「柏の葉周辺に集会所がない」といった意見や「プレゼントを選ぶ際に医学的にNGなものを渡してしまわないようにする必要がある」「地域活動など集まることに敬遠のある人をどう巻き込むかが難しい」など多くの課題が出てきました。
一方、ワークショップ後のアンケートでは参加者の約9割が紹介されたプロトタイプを使ってみたいと回答しており、「子から親へのプレゼントの仕組みは使ってもらえる可能性が高い」「病院の待ち時間に回答するのはやりやすい」「フレイル予防のためのジムが近くにあれば使ってみたい」といった前向きな意見もありました。
フィードバックを受けての今後の展望
参加者からいただいた意見を参考にさらにプロトタイプをブラッシュアップしていき、次回はより具体的にサービスを利用するシーンを再現し、新たな課題を引き出すワークショップを行う予定です。
どんなサービスが実装されるのか引き続き、みんスタの活動を楽しみにしてください!