(レポート)みんスタ パパ・ママ編 ユーザーストーリーでアイデアの種をつくる
2023年02月09日(木)
みんなのまちづくりスタジオ
みんなのまちづくりスタジオは2020年12月から柏の葉でスタートした新しいプロジェクトです。
「世界の未来像」をつくる街、柏の葉スマートシティを推進するために、まちのユーザーである生活者を中心にして企業や行政、学術機関が共創していくプラットフォームとして誕生しました。
生活者の目線で新しいサービスや製品、プロジェクトなどを生み出すためにさまざまな実験的な手法を取り入れて運営していきます。
みんスタの詳細とこれまでの活動は こちら にまとめています。
テーマは「パパ・ママケア編〜産前・産後の不安な時期をまちでサポートする仕組みをつくる〜
出産や育児は不安になることや、上手くいかないことの連続です。そんな産前・産後の不安な時期をまちや企業はどうサポートできるか?この問いに住民さんと一緒に取り組むために「みんスタ パパ・ママケア編」企画しました。
また、このテーマに一緒に取り組んでくれるプロジェクトオーナーとして花王株式会社が参画しています。花王さんとみんスタで共同企画・運営でみんスタを進めていきます。
前回1/12のレポートはこちら
(レポート)みんスタ パパ・ママケア編をキックオフしました!
ユーザーストーリーを完成させよう
1/12に実施したレゴ®︎シリアスプレイ®︎を使ったワークショップで、産前・産後の当事者であるパパ・ママからたくさんの「悪夢のような」エピソードが出てきました。そのエピソードや全体を通しての対話の中から2つ「ユーザーストーリー」をピックアップしました。
1つはパパ・ママ誰もが経験したことがありそうな「病気や怪我などで家庭や仕事の段取りが崩壊する」というストーリー。
もう一つは特にパパには耳が痛いエピソードが満載だった「パパ・ママの家事育児の分担がうまくいかなくて、時間的・精神的余裕がない」です。
それぞれ4つのコアシーンがあらかじめ決められていて、パパ・ママメンバーと花王メンバーが一緒に「コアシーン内」や「コアシーンの間」、「4つのコアシーンの前や後」にある細かなエピソードや、行動、不満などを黄色の付箋に書き出していきます。
エピソードが書かれた黄色い付箋を、発表し合いながら共有し、1つのユーザーストーリーをつくっていきます。
課題や困りごとを解決するようなアイデアを考える
次に、完成したユーザーストーリーの中にある数えきれないほどの課題や困りごとに対して、解決するようなアイデアをオレンジ色の付箋に書き出します。既存のサービスの利用、行政サービスの改善提案、全く新しい視点でのアイデアなどたくさん出てきました。
アイデアをユーザーストーリーのどのエピソードを解決するものかを明らかにしながら発表し、全員で共有していきます。似たようなアイデアでも少し視点が違ったり、違うアイデア同士を掛け合わせてみたら?という意見も出て、活発な議論が続きます。
完成したユーザーストーリ、そしてアイデアがたくさん詰まったホワイトボードを見ながら、2時間のワークショップの労をみんなで労いました。
お忙しい中参加してくれたパパ・ママ+赤ちゃんのみなさま、ありがとうございました!!
これから取り組むアイデアを決める
休憩を挟んだ後、花王メンバーとみんスタ事務局でこれからパパ・ママ編で取り組むアイデアを決めるディスカッションをしました。
企業として取り組みたい課題か?柏の葉の街の課題とマッチしているか?実現可能性は?など多くの視点でディスカッションは進みます。
2時間近い議論を経て、これから取り組むアイデアが3つ決まりました。
今後花王メンバーを中心により詳細なアイデアに成長させていきます。
中間アイデア発表会を開催します
パパ・ママ(+かわいい赤ちゃんたち)と一緒にワークショップをし、その内容を花王メンバーが中心になってディスカッションをして、現在3つのアイデアが出てきました。
今回の中間アイデア発表会は、3つのアイデアはどうやって生まれてきたのかを振り返りながら、アイデアの内容をパパさん・ママさんに聞いていただき、コメントや感想、修正提案などをしていく会です
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みんスタ パパ・ママ編の中間アイデア発表会を実施します!