(レポート)UDCKモビリティ・フォーラム・2009
2009年11月20日(金)
日時:2009年11月20日(金)15:00~17:40
主催:2009年柏の葉自転車社会実験連絡会
柏の葉アーバンデザインセンターは、11月20日をもって設立3周年を迎えました。この設立3周年の記念イベントとして、柏の葉モビリティ・フォーラム2009を開催しました。
柏の葉地域では国際的な学術都市づくりに向け、千葉県、柏市、千葉大学、東京大学の共同で2008年3月「柏の葉国際キャンパスタウン構想」を策定。目標の1つに「サスティナブルな移動交通システム」を掲げ、環境貢献型の次世代交通に取組んでいます。UDCKでは、2008年11月にモビリティ・フォーラムを開催し、自転車を中心とした街づくりに向けた情報の発信を行い、ベロタクシーの運行実験やセグウェイの試乗会等を開催。2009年5月にはモビリティ・ラボとして、サイクルツアーやセグウェイツアーを開催してきました。
近年の交通問題は、施設整備や交通量制御といった供給側の視点から、便利や快適、安全安心、環境配慮など移動(モビリティ)そのものの"質"に論点が移ってきています。2009年のモビリティ・フォーラムでは、人間と環境に優しい移動交通システムについて考える記念シンポジウムのほか、電気自動車(EV)の試乗体験会、パーソナル・モビリティ「セグウェイ」による地域ツアー、地域ポイントと連動した共同自転車「柏の葉スマートサイクル」の社会実験の4つの企画を実施しました。
11月20日(金)は、午前中から午後にかけて小型EV、電動バイク、セグウェイの試乗体験会を行い、その後シンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、東京大学の堀洋一教授より、「ちょこちょこ充電で描く未来のクルマ社会」としてキャパシタ充電の電気自動車の紹介が行われるなど、各スピーカーから、EV(電気自動車)やパーナル・モビリティ、未来の移動のあり方について様々な角度から意見をいただきました。
また、11月21日(土)~12月13日(日)の土・日の8日間・計16回開催したセグウェイツアーは、多数のキャンセル待ちが出るほどの申し込みが多く、参加者からも好評を博しました。