スウェーデンからの視察団
2010年10月28日(木)
10月27日、肌寒い秋晴れのなか、スウェーデンから12名の視察団がUDCKを訪れました。
今回訪問されたのは、LWE(Lean Wood Engineering)という、木材生産に関わる研究者や企業による学術研究機関で、柏の葉エリアにおける公民学が連携した都市開発や、2×4材による木造耐火建築物である新しいUDCKの建物について、説明をしました。
熱心に耳を傾けていただき、その後、大学や企業と連携し、まち全体で実験的な取り組みを進めていくための仕組みやその内容について、質問や意見交換を行いました。
環境先進国であるスウェーデンの方からも注目される柏の葉のまちづくり。まだ途上ですが、世界のモデルとなるような次世代環境都市の実現に向けて、今後も様々な試みを行っていきます。(三)
ピノキオプロジェクトで食欲の秋を満たす
2010年10月15日(金)
10月10日・11日、ピノキオプロジェクト2010が柏の葉キャンパス駅を中心に開催されました。ピノキオプロジェクトとは、 "こどもはまちで育てよう!"をスローガンに、アートを使ったこども向け就業体験プログラムです。毎年参加するピノキオ達や協力店舗数が多くなっていることをみると、スタートしてから4年、地域に根付いてきた感じがあります。
さて、2010年はそんなピノキオプロジェクトがマルシェ・コロールとジョイントして、「ピノキオマルシェ」を展開しました。今回はその一部を「食」をテーマにご紹介します。
●ピノキオカフェの一押しメニュー「柏の葉ドッグ」
ピノキオ会場の一つであるUDCKは、「お仕事センター」(大人世界でいう職業案内所(笑))と映画館とカフェが設置されました。カフェのメニューは、子供たちが考えたレシピを元にした個性的かつキュートなメニューに溢れ、メニューを選ぶ大人の子ども心もくすぐります。目玉の「柏の葉ドッグ」はマルシェ出店の地域店の協力を得て、花野井小学校の子ども達が考えた柏の葉ならではのホットドッグです。味は和風・洋風・スイーツの3種類。柏の葉を型どったパンに、それぞれ秋を意識した食材や「P」を模ったチーズが乗っていたりなど、ここでしか食べられない、おなかも心も満たすボリューム感でした。
今後も月一マルシェにて、季節ごとに味を変えるご当地グルメとして登場します。
●ピノキオメニューがまちのメニューになっている!?
昨年までのピノキオカフェで提供されていたメニューが、今年はなんとキャンパス駅のお店で食べられます!
早速ランチにカレーを食べに、トラットリア・ボンジョルノさんへ。イタリアンでカレー?!という点を大目にみて、地域活性化の協力ができればと快く腕をふるっている姿に、励まされます。まちづくりの関わり方はそれぞれあって、「はじめられるところから動く」ことが大事なのかもしれません。
カレーは数種類のキノコがふんだんで、口いっぱいに秋の恵みを味わえます。まぜまぜジュースもさっぱりして飲みやすく、食後やお買い物の途中にぴったりです。この味を体験できる期間も残りわずか。この週末、ぜひピノキオメニューに会いにきてください。
【秋の実りカレー、おさつフルーツサラダ(2007年)、野菜たっぷりカブスープ、まぜまぜジュース(2008年)】 ~10月17日(日)
ボンジョールノ柏の葉店 (つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅 TX柏の葉アベニュー)
【ピノキオパフェ(2009年)】 ~10月31日(日)
J・Fresh Bar (ららぽーと柏の葉3Fコミュニティダイニング)
ピノキオプロジェクトの詳細はこちらへ!
(レポート)2010.10.02 かしわフードショー2010
2010年10月02日(土)
「かしわフードショー2010」は、柏市の「食」と「農」をつなぐまちづくりイベントとして市民向けのプラグラム1「かしわフードショー」と、「農」「食」の関係者向けのプログラム2「かしわの農・食を考えるパネルディスカッション」の2本立てで実施されました。
開催の背景としては、次のような経緯があります。
●柏市では国内有数の生産量の誇る「かぶ」「ねぎ」「ほうれん草」をはじめ、様々な農作物が栽培されている。
●また、生産者をはじめ、さまざまな組織や団体が「農」や「食」に関わる活動を展開している。
●地産地消やまちづくりの観点からも、広く市民に地元の食材や地域の「農」「食」への取り組みに興味・理解をもってもらう機会作りが必要と思われる。
●そうした中、2010年7月3日、山形県庄内地方で食を通したまちづくりに取り組むアル・ケッチァーノの奥田シェフを招いての「食の勉強会」を開催した。
●秋山市長をはじめ、主だった生産者の方々、「農」「食」を通じてまちづくり取り組む方々らと、今後に向けての意識の共有化が図られた。
●今回、そのきっかけを提供していただいた奥田シェフの協力を再び得ることができ、次なるステップとして市民を巻き込んだ「食のイベント」を実施する。
また目的としては、次の2つを掲げました。
①地域の市民に対して、柏市で生産される食材や「農」「食」への取り組みを広く知らしめ、興味・理解を高めていく。
②「食の勉強会(7/3)」に参加できなかった地元の「農」や「食」に関わる人たちの交流・活性の場を通して、更なる啓発を促していく。
プログラム1「かしわフードショー」は、「かしわフードギャラリー」と「クッキングライブ」の2本立てで実施しました。
「かしわフードギャラリー」では、柏市内の生産者や活動団体がブース形式で出展。
野菜をはじめとする生産物の試食・販売や、各団体の活動紹介を行いました。
「クッキングライブ」は、
①奥田シェフの野菜選びのツボ
②かしわサラダの試食会
③柏の未来のシェフ×奥田シェフの公開
調理実習の3つのプログラムを実施しました。各プログラムでは、熱心に話を聞くお客様で大変賑わいました。
プログラム2「かしわの農・食を考えるパネルディスカッション」は、第1部と第2部の二部構成で行われました。
料理人/奥田シェフを始め、柏市内で活躍するゲストを招き、農家・料理人・地域コーディネーター(生活者)それぞれの視点から、柏市の農と食の現状とこれからについて発言していただきました。
第2部懇親会では、会場の中心に大テーブルを置いて、柏の野菜をテーマにした軽食(協力:ボンジョールノ柏の葉)と、生産者が持ち寄った野菜や豚肉などを味わいながら、和やかに行われました。
最後に上野先生(千葉大学)から「柏の食と農を考えるネットワーク協議会」の提案がなされ、会場からの賛同と応援の拍手の中で閉会となりました。
今回のイベントを1度限りのお祭りで終わらせるのではなく、食と農を切り口とした「まちづくり」へと継続・発展させていくことが重要です。
既に、第2回「かしわサラダ」レシピコンテストや「柏の農と食を考えるネットワーク協議会」が、次なる具体的なステップとして用意されています。
UDCKの日常を発信していきます
2010年10月01日(金)
UDCKの第二期施設のオープンにあわせ、ブログも新しくなりました。
UDCKの日常をスタッフ一同でお伝えしていきたいと思います。
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