学生プロジェクトの今をKサロンで発表
2011年03月07日(月)
先週金曜日の3/4、恒例のKサロンを行いました。
今回のプレゼンターは日ごろUDCKを活動場所によく使っている大学院生の皆さん。
修士論文を提出し卒業間近な今、お世話になった地域の人たちへ研究成果を発表したい、個々のプロジェクトで繋がっている地域の人や学生を繋げて次の動きに活用できるような機会を持ちたいという熱い気持ちを受け、企画・運営を学生中心で行いました。
柏の葉はキャンパスタウンを目指しています。そのためUDCKでは大学の授業の場として活用してもらったり、地域と繋がる橋渡しのフォローをしたり機能していますが、柏の葉の学生はアグレッシブな人が多いので、逆に学生の活動を通してUDCKにはじめてきたという住民や企業の方も多い一面もあります。
柏の葉を研究拠点としている東京大学大学院空間計画研の福角さん、柏の葉の国際交流を学生の視点から企画し楽しんでいるまちのクラブ活動「We Love Todai Pips!」さん、都市デザインスタジオから継続して柏ビレジで移動施設を提案する「balloon」さん、科学教育をテーマに科学の面白さを伝え、科学教育で地域連携を促進している「柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)」さん、柏の葉キャンパス駅前の駅前広場空間の設計提案を研究として実施している東京大学大学院空間計画研究室有志の皆さんがプレゼンを行いました。
※各団体の詳細はこのページ最後のリンク先をご参照ください
学生ならではの躍動感溢れる活動内容や地域の人を巻き込んできた経緯を聞き、「だから協力者が増えるんだ」と思わざるを得ない頑張りを見せています。学生のねらいであったお世話になった人たちへのありがとうを込めたプレゼン、おもてなしの料理の数々、後輩への想いなどが伝わり、参加者からどんどん意見を言ってくださる方も多く、UDCKらしい機会となりました。料理も留学生たちが自国の料理を手作りしてふるまったりとあったかさを感じるものでした。
Kサロンに実際参加してもらわないと伝わらない部分が多いのが悔しいです。
今後も学生の姿を励みにしつつ、学生から憧れるような仕事っぷりや未来のまちづくり像を示していけるよう、UDCKも研究・調査・情報発信に取り組んでいこうと改めて思う時間でした。
■■ 各プロジェクト情報
1) 福角さんの研究について → 東京大学大学院空間計画研究室
2) We Love Todai Pips! → 紹介HP
3) balloon → 紹介HP
4) 柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL) → 紹介HP
世界のアーバンデザインセンターの展示始めました
2011年03月01日(火)
今日から弥生(3月)、本格的な春の訪れが待ち遠しくなる季節となりました。
昨日雪が降った柏の葉は今日もしとしと寒い雨模様ですが、
そんなどんより気分を晴らすべく、館内の展示を一掃いたしました。
題して「世界のアーバンデザインセンター」展。
実はこの企画は4年前のオープンから今回で数回目なのですが、東大空間計画研の学生を中心とした研究・調査を反映しているため都度マイナーチェンジをしております。
実際にその地に赴かないとわからない空気感や施設の空間感覚などは次の旅(研究調査)の楽しみとして、日本から世界を見つめ、世界から改めてUDCKを見る、その繰り返しの参考となります。
世界のアーバン(デザイン)センターは、伝統的な建物を利用した事例も多く、その施設自体が魅力あるものとなっています。施設パンフレットやまちを紹介するツールもそれぞれ特徴を持っており、
国が違えば表現も違うのが手に取るように分かります。
ひとつだけ共通点を挙げるとしたら、どのセンターもデザイン性を重視している点。
「街並み景観の質向上」「デザインの重要性の周知」「教育」機能を運営に反映していることが伝わってきます。ここUDCKもそれらを日本へ、世界へ、発信し続けていかなければと身が引き締まった一日でした。
それらが横並びに比較して学べるのは、日本で今のところここだけだと思います(自慢)!!
ぜひ今週開催のKサロンまたはマルシェの合間にでも見に来てくださいね。(砂)
<同時展示>
・こんぶくろ池からのメッセージ展
→先日UDCKで開催しました沼田賞受賞記念「こんぶくろ池からのメッセージ」シンポジウムに関するパネル展示をしています。
・駅前広場空間検討学生プロジェクト展
→柏の葉キャンパス駅東西口の駅前広場空間を、東大空間計画研有志が研究の一環として未来のデザイン検討しています。住民の方々の声を拾った結果や、彼らの設計プランを紹介しています。