(レポート)2013.1.19 キャンパスタウン・ウォッチング柏の葉
2013年01月19日(土)
13時00分~16時00分
主催: 柏の葉アーバンデザインセンター[UDCK]
参加: 一般参加9名+UDCKスタッフ5名
柏の葉キャンパス地域では、大規模な開発事業が進み、多様な都市活動も展開してきています。駅の直近では、高度に集積した都市機能整備が目下急ピッチで進んでいますが、そこから一歩離れた周辺部には、まとまった公園が整備されていたり、豊かな生態系の残る貴重な緑地の保全や新たな緑・水辺の創出が目指されています。
この地域に住む人、働く人、あるいは諸活動に参加する人等が、改めて身の周りの都市環境・生活空間に目を向けるきっかけとなるよう、日々変わり続ける柏の葉キャンパス地域の魅力と課題を、皆で散策しながら発見するまち歩き企画として「キャンパスタウン・ウォッチング柏の葉」を実施いたしました。
週初めに降った雪がところどころ路上に残る中ではありましたが、天候にも恵まれ、アットホームな雰囲気で和気あいあいとまち歩きを実施することができました。
「同様のまち歩き企画をまた実施して欲しい」との声もいただいており、進行プログラムを改善しながら、今回歩くことができなかったエリアを巡る機会の設定を検討していければと思います。
※参考資料:開催レポート
※関連記事:デザインマネジメント「景観まちづくりイベント」
寒さ吹き飛ばすアツい議論が展開中
2013年01月08日(火)
新年明けましておめでとうございます。
2013年もUDCKをよろしくお願い致します。
さて、今回は11月より始まっているUDCKまちづくりスクールの様子をご紹介いたします。
2012年後期のテーマは「スマートシティ」。
「スマートシティ」というキーワードで皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか。
3.11を契機にまちの防災力やエコの視点から、家庭で使用する電力の見える化や高機能を備えたスマートハウス、地域でのエネルギーマネジメントに注目が集まっています。メディアでも取り上げられることも多いため、「聞いたことがあるな」という方も多いと思いますが、実際の運用はこれからといえます。
そこでスクールでは「市民が描くスマートシティ」というタイトルを設定しました。
高機能な都市に住まう・働く・楽しむ私たち一人一人がどのように考えるか、行動するかによって、その仕組みの効果がいかようにもなります。そのため今期は受講生の皆さんと一緒にスマートシティをどう捉えどのような可能性があるのか、市民目線で考える機会として進んでいます。
タイムリーなテーマのためか、あっという間に定員を超える40名弱の皆さんが集まりました。
これまで前3回を簡単に振り返ると、初回は柏の葉地域の取組み紹介、2回目に世界や日本における動向と具体的なサービス事例を、3回目にあたる前回は「低炭素型都市づくり」の視点からお話いただきました。それに加えて課外授業として、三井ホームのスマートハウスと千葉大学にある植物工場を見学しに行きました。
普段個人ではなかなか見に行けない場所に、皆さん楽しんで見学されていました。
初回に出口先生から、今期のスクールで考えていきたい課題を3つ提示いただきました。
1.「スマート」とは?
2.テクノロジーとしてのスマートシティから市民が創るスマートシティへ
3.地域らしさを兼備したスマートシティ 柏らしい(柏の葉らしい)スマートシティとは?
回を追うごとに受講生同士の意見交換や質疑応答が盛り上がりを見せてきており、折り返し地点に来た今、今後どのように議論が展開していくか、とても楽しみです。
1月26日は最終回として、学んだことを活かして受講生の皆さんからのアイディアをベースに、一般参加者も交えて意見交換をしていきたいと考えております。出口先生からの課題は果たしてクリアになるのか?
また、今期も地域の方4名がアシスタントスタッフとして運営を支えてくれています。スクール受講生から運営側に回って活躍してくださっている姿はとても頼もしく感じます。
今後も継続していくスクールですので、皆さんからのチャレンジをお待ちしております。 (su)