(レポート)なまえを考えるために「ありかた」について対話する | 柏の葉リビングラボ(仮称)の新しいなまえを一緒に考えよう
2020年11月13日(金)
12月から柏の葉でスタートする市民参加型の取り組み「柏の葉リビングラボ(仮称)」のプレイベントを11/3(火・祝)に開催しました。
このイベントは「(仮称)」がずっとついたまま仕組みや内容を議論してきたこのプロジェクトについて、初めて住民さんを交えて対話をする機会となりました。
このプロジェクトの擬似体験をしながら、どんな場や仕組みがいいのか、どんな取り組みだと楽しく参加できるのかをチームで話し合えるようにワークショップを中心に進めていきます。
18名を4チームに。その顔ぶれは・・・
会場は密な状況を作らないように、UDCKのラウンジと、柏の葉カンファレンスセンターの2カ所で実施しました。
チームごとに別れてまずは自己紹介。柏の葉との関わりなどを中心に話が弾みます。
今回は3つのテーブルにオンライングラフィックレコーダーが、1つにはリアルな現場でグラフィックレコーダーが対話の全てを記録しています。絵にもそれぞれ特徴があって楽しいですね。
フィールドワークをして、10年後の柏の葉を想像しよう!
続いてはフィールドワーク。
柏の葉キャンパスをチームで一緒に歩き、「気になる!」「もっとよくなる!!」シーンを見つけて写真を撮ります。各チームそれぞれ対話しながら街を歩いて素材を集めていきます。
会場に帰ってきてからは、みんなでアイデアを出し合って「10年後のミライ」を想像してみます。
ここでまたグラフィックレコーダーさんの登場。撮影してきた写真に「ミライ」をどんどん書き足していきます。
対話が絵となって書き込まれる様子に「自分の意見が反映された!」「他の人はこんなことを思っていたんだ、絵になってわかった!」と参加者さんやファシリテーターにとっても嬉しかったようです。
Aチームが描いた柏の葉のミライ
Bチームが描いた柏の葉のミライ
Cチームが描いた柏の葉のミライ
Dチームが描いた柏の葉のミライ
なまえを考えるために「ありかた」について対話する
「柏の葉リビングラボ(仮称)はどんな場であってほしい?」
「柏の葉リビングラボ(仮称)でどんな活動をしたい?」
この問いに対して、個人ワークとグループワークを行ったりきたりして対話を深めていきます。その中で新たな気付きや共感を得、ギャップが生まれ解消していきます。
ワークショップの最後にチームごとにどんな対話を進めてきたかを発表し、全体に共有してもらいます。
(このレポートの最後に全てのチームのグラレコを掲載しておきます!)
とても長い時間、とても濃密な時間を一緒に過ごした今日の参加者のみなさま、お疲れ様でした!
カンファレンスセンター会場にいたメンバーもUDCKに集まって、最後の記念撮影をしました。
今日18名で対話した内容ば全て、クリエイティブチームに共有します。全てを大事に大事に振り返って、いよいよ柏の葉リビングラボ(仮称)の新しいなまえ、ロゴ、ビジュアルなどの制作を今後進めていきます!
「新しいなまえ」はいくつかの候補をできるだけ早い段階で公開し、今日の参加者さんはもちろん、広く街のみんなの投票で決定します。お楽しみに!!
Aチームの対話内容となまえに込めたいキーワード
Bチームの対話内容となまえに込めたいキーワード
Cチームの対話内容となまえに込めたいキーワード
Dチームの対話内容となまえに込めたいキーワード
いよいよ始まる柏の葉リビングラボ(仮称)!!
12月にスタートする活動に参加しませんか?
参加者同士、対話しながらプロジェクトを進めたい!
モノ・コトのデザインに興味がある!デザインが得意!
柏の葉キャンパスをもっと良くしたい!
自分の生活、暮らしについてもっと考えてみたい!
そんな人はいませんか?
もしいたらぜひ柏の葉リビングラボ(仮称)で一緒に活動しましょう!
テーマは「まちの課題をみえるようにする仕組みを考える」
〜このテーマを最初のリビングラボで扱う背景〜
柏の葉キャンパスは街びらきから人口が増加し、現在では約1万人まで増加しました。多様になった住民さんの声・ニーズがきっとあるはずです。
しかし声をあげられる人、あげられない人が存在します。
どうすれば声があげやすくなるのか
どうすればまちのみんなに伝わるのか
そんなコトをメンバーで対話し、議論やワークショップを取り入れながらプロジェクトを進めていきます。
このテーマでつくりあげた「なにか」は、今後の柏の葉リビングラボ(仮称)で扱うテーマを決定するための重要な礎になると思います。
そんな価値のある活動を一緒につくりましょう!!
第1期メンバー募集
・活動期間:2020年12月12日〜2021年3月末(予定)
[2020年]
1)12/12(土) 16:00-18:00
2)12/19(土) 16:00-18:00
[2021年]
3)1/16(土) 16:00-18:00
*4回目以降は参加者さんと日程をフレキシブルに調整して決定していきます。
*全体で集まっての活動は6回程度の予定です。
*オフライン、オンラインを併用する場合もあります。
・開催場所:UDCKおよび周辺の施設(柏の葉エリア)
・参加対象:中学生以上(中学生以下は保護者同伴)
・参加費:無料
・定員:18名程度(応募多数の場合は抽選となります)
・申込:応募フォームでお申し込みください → こちら
(レポート)UDCKリニューアルガイドツアーご参加ありがとうございました
2020年11月10日(火)
2020年10月1日にリニューアルオープンしたUDCKの施設と、UDCKのこれまでの取り組みと将来のこと、そして12月からスタートする「柏の葉リビングラボ(仮称)」の体験していただける企画として「UDCKリニューアルガイドツアー」を実施しました。
たくさんの方、そしてなにより多様な年齢層やご職業の方に参加していただけるように、平日の夜や昼間、土曜日の午後など時間をずらして計13回開催、合計で77名の方にご参加いただきました。
前半はUDCKの概要やUDCKが活動エリアとする「柏の葉キャンパス」「柏たなか」の歩みをスライドで振り返ります。開発が進むにつれて人の流れ、人口が増加してきました。
2007年の時点ではそれぞれ1000人以下だった人口が、現在ではトータルで2万人に届こうとしています。顔が見えるような関係だった住民さんとUDCKの距離を、もう一度近くに感じられるようにまずはハード面として施設の改修をしたことをお伝えしました。
設立以来15年間利用してきたアントチェアも、UDCK関係者の手で鮮やかな5色に塗り直しました。この詳細は以下の動画でみられます。
過去、これまでの話の次は未来、これからのお話に。
12月からスタートする柏の葉キャンパスでの新しい取り組み「柏の葉リビングラボ(仮称)」の紹介が続きます。
一般的な「リビングラボ」という言葉の定義と、この街で実施するならどういう場になりうるのか。
活動エリアを「柏の葉の街全体」として、時にはフィールドワークをすることもあること。
まちづくりの専門家や、ものづくり企業だけで行わず、「街の生活者」が主役になること。生活者とは住民さん、在勤、在学しているみなさん、遊びに来たり買い物に柏の葉に来ている人たち。
そしてリビングラボで扱うテーマは参加する方だけではなく、上記の生活者さんみんなで決めたいということ。
後半はワークショップ
ぼんやりとでも「柏の葉リビングラボ」の姿が見えてきたところで、後半はリビングラボとして大事にしていきたい2つのことをワークショップで体験してもらいました。
一つは「立場に関係なく平等に対話ができる」。
もう一つは「誰かが決めた設計図ではなく、みんなで考えたビジョンに向かって進む」です。
今回採用したのはレゴ®️シリアスプレイ®️ LEGO®️SERIOUS PLAY®️という手法です。子どもから大人までみんなが扱えるレゴブロックを使って、対話や相互理解を深めていきます。
問いに対してブロックを使って作品を組み立ていきます。
大人も子どもも短時間でグッと集中して作品を作ってくれました。
作品を組み立てた後は「ストーリー」を各自話してもらいます。初めは難しかったかもしれませんが、話しているうちにどんどん自分の内側にあるものが言葉として出ていくようです。
具体的なものから、抽象的なものまで様々な問いに対して作った「作品」についての「ストーリー」をテーブルにいる全員が平等に語り、質問することできる。
誰もが発言できて、その問いかけに対してみんなで対話していく場を、柏の葉リビングラボ(仮称)は目指しています。
もう一つの「誰かが決めた設計図ではなく、みんなで考えたビジョンに向かって進む」を体験してもらった手法については、参加していただいた方とファシリテーターを務めさせていただいた八崎ディレクターとの秘密にしておきますね。少しだけ意地悪な手を使ってごめんなさい!
ここ最近よく聞く「デザイン思考」みたいなマインドで先に進みたいと考えています。
「X」という事象が起きた時に都度対応しながら目標まで進んでいく様子です。
約90分のツアーの中に色々と盛り込んでしまいましたが、ご参加いただいた方は概ね楽しんでいただけたようです。
アンケートを下記のURLでご確認いただけます(個人情報に繋がる文言は削除しています)
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
リニューアル後のUDCKにまだいらしていない方はぜひ一度ご来館ください。
UDCK ディレクター
八崎 篤