2021年11月のアーカイブ:活動レポート

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(レポート)かしわのはアイデアキャンバスコンテスト受賞者発表!

2021年11月30日(火)

この度、本コンテストにご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

イベント内容詳細は こちら をご確認ください。

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11月14日に募集したイラスト全21作品を、11月27日にARで体験会&コンテストを行いました。
ユニークなイラストばかりで、とても楽しいAR体験ができました。
今回のコンテストでの応募の中から、受賞作品を発表させていただきます。

★かしわのは賞(大賞)「きせつによってたべものがかわる大きな木」
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●かわいいで賞 「ねこ、うさぎ、ゆにこーん」
●しぶいで賞 「カブト」
●わらえるで賞 「トカゲ」
●のりのりで賞 「ねこのばす」
●はーとふるで賞 「はっぱろぼっと、ばななだだんだん、ちゅーりっぷもぐり、おばけだだんだん、ばななごろんごろん」

受賞した方々には、Amazonギフト券を差し上げます(後日メールにご連絡いたします)。
受賞作品の他にも、魅力的なイラストがたくさんあるので、ぜひみなさんのイラストをARで遊んでみてください。
ARアプリ▶ https://ar.nsri-lab.com/

(レポート)街全体が1つの救命チームになる まちづくり協議会防災部会と共催でAED講習会を実施しました

2021年11月17日(水)

もし街で人が倒れているのを見かけたら。
もし大事な人が意識を失ってしまったら、適切な行動ができるでしょうか?

2021年11月3日(土)、柏の葉キャンパス駅前協議会(まち協)の防災部会との共催で「柏の葉 AED講習会〜街全体が1つの救命チームになる〜」を実施しました。

救命率という数値があります。
これは「心臓疾患が原因で心肺停止となった人を、一般市民が目撃してから1カ月以上、生存した症例の率。」をいうのですが、アメリカのシアトル市が驚異的に高く、年間30-40%だと言われています。
一方で日本の平均は5%未満です。この大きな差は「バイスタンダー(その場に居合わせた人)」が心肺蘇生法を実施したかどうかによるそうです。シアトル市は人口(約60万人)の約半数が「救命講習」の受講者で、応急手当ができる人の割合が非常に高いということです。

バイスタンダーが適切な心肺蘇生法をしてくれていたら、もっと多くの命を救えるかもしれない。
そのためにはまち全体としてBLS(心臓マッサージなどの一次救命処置)ができる人、AED(自動体外式除細動器)を使える人を増やしていく必要がある。

2020年の夏頃、UDCKは柏の葉キャンパスに暮らす住民の鈴木さんから講習会実施のご提案をからいただき、まち協の防災部会、柏市の消防局と打ち合わせを重ね、今回の実施に至りました。
初回はトライアル版として、まちづくり協議会の皆さんと、UDCK関係者計12名で行いました。

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本企画を提案していただいた鈴木さんは救命救急センターで医師として勤務されています。柏の葉キャンパスに住み始めて、この街の救命率を上げるためのポテンシャルを最大限に活かしたいと考えられていたそうです。まずは鈴木先生から本企画の趣旨説明をしていただきました。

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続いて柏市消防局さんを講師に迎えてBLSの講習がスタート。
「まずは自分の安全確保を」「呼吸と意識の確認」「大きな声で助けを呼ぶ」「胸骨圧迫の方法」などの手順を実演してもらいます。

続きて参加者さんが挑戦します。BLSはかなり体力が必要なので、周りの助けを借りて交代で行うなど、とても多くの学びがありました。

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次はAEDの使い方を学びます。

「まずはBLSをしながらAEDの到着を待つ」
「カバーを開けるか、電源スイッチをONにすればAEDが全て指示してくれる」
「除細動が必要かどうかはAEDがセンサーで判断する」
「赤ちゃんに対するBLSとAEDの使用方法」

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休憩を挟んで「街全体が1つの救命チームになる」ための重要な要素、この街のAED設置状況について知るワークショップを行いました。

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MAP上でエリアを4つに分け、それぞれ20分間でAEDを探しに行ってもらいました。
UDCKに戻ってからは1つの大きなMAPにAEDを見つけた場所をプロットしながら、気づいたことをシェアし合います。
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↑MAPをデジタル化したものです

柏市消防局の鞍橋さんを交えて、疑問や課題を洗い出していきます。
「ここの設置の仕方は見つけやすい」
「土日や早朝、深夜などアクセスできないAEDが多い」
「商業施設の中で見つけるのが意外と難しい」など色々な意見が出ました。

柏市消防局の皆さんも、市民とAEDの設置場所について対話したことが初めてとのことで、とても貴重な時間になりました。

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最後に今日学んだことを「UDCK内で人が倒れているのを発見、意識も呼吸もない」というケーススタディで実行してみました。

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手際よく、助けに来てくれた人との連携もよく、とても迅速に救命処置ができました。
(AEDが届くまで1分55秒、AEDを作動させるまで2分10秒)

今回のトライアルを活かして、次の機会に繋げていきます。
改善しながら繰り返していくことで、街の救命率が上がっていくことを目指していきます。

ご参加いただいた皆さま、素晴らしい提案をしていただいた鈴木さん、まち協のみなさん、そして柏市消防局の皆さまありがとうございました。

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