(レポート)[K SCREEN]「シード〜生命の糧〜」上映会を開催しました
2022年02月04日(金)
月に1度の映画上映会 K SCREENを1月19日(水)に開催しました。
K SCREENはUDCKのラウンジで住民のみなさまと一緒にSDGsがテーマの映画を鑑賞し、持続可能な暮らしやまちづくりについて考える機会をつくっています。
観賞後には希望する方のみで映画の感想をシェアしたり、ディスカッションをしています。
過去開催分のレポートは こちら でご確認ください。
2022年1月の上映作品
シード〜生命の糧〜
種は人類の命そのもの。
しかし種子の94%が20世紀に消滅。
種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?
公式websiteは こちら
[About the film]
20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている
私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。
しかし、驚くべきことに20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。
市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。
参加者さんの感想
ご参加いただいた方の感想を中心にレポートしていきます。
事後のアンケートにご協力いただきありがとうございます。
作品について
質問:作品の満足度はいかがでしたか?
★4.4(5点満点)
質問:作品への感想、印象に残っているシーンなどを教えてください
-自然の大切さ、人間の傲慢さ、日頃の食生活をしっかり見直したい。
-営利企業による、種の独占が人体に悪影響を及ぼす事実
-綺麗な種、植物の映像。種の多様性がなくなっている現状
-世界各地で「種」の多様性、固有種を守ろうとしている様子を見て、「種」が「植物」「食」「健康」「生命」のすべてにつながってくる鍵であることへの理解が深まった。
-種子の9割が消滅している事は驚きました。ただ、個人的には昔ながらの種子を使用することが自然や生産者によいとは思いません。世界的に農業が盛んな地域の環境汚染や砂漠化は進んでいると思うからです。また、生産者の農薬を使用しない為の労働時間が増える事や種子の改良をしない為に多収にならない(収益が少ない)というのはよい事なのか正解のない問題だと思います。ただ、種の多様性は病原菌や新しい品種を作るために重要だと思います。種子の問題とルールを守らない農薬使用を混ぜているストーリーはあまり論理的ではないように感じました。
質問:映画を観たあと「自分でできるアクション」が何か思い浮かびましたか?
-家庭菜園での自家採取した種を大事にしたい。
-鹿児島の母(92歳)が続けてきた『(丸)オクラ』、これからも大切に種を残していきたい。
-食べる食物、育てる食物を選ぶ
-家庭菜園で育てる野菜を固有種の種を使ってみたい。
-色々な野菜を購入する。
質問:映画を観たあと「まちや地域でできるアクション」が何か思い浮かびましたか?
-カシニワなどでも自家採取できるコーナーを設けて、野菜の花や種を実際に見て、採取できると面白い。
-F1種だと、先祖返りすることなども実感できる。
-固定種を大事にしないと。
-危機管理として、市町村が種を確保、管理する
-もっと関心を広げるべきテーマだと思う。広げやすいテーマでもありそう。
-思いつきませんでした
K SCREENについて
質問:本日のK SCREENの全体的な満足度はいかがでしたか?
★4.8(5点満点)
質問:上記満足度の理由など
-参加者の声も聞けた。
-印象に残る内容だったから
-参加されていた皆さんのコメントも大変参考になった。
-家から視聴することが出いましたので子供の夕飯の準備をしながら拝見できました。ありがとうございます。
オンライン、リアル共にご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。
また次回以降もお待ちしています!
次回のK SCREEN
次回は2月16日(水)に開催します。作品は「できる〜セ・ポシブル」
告知ページは こちら
イベント詳細
●日時:2022年2月16日 19:00-21:00
●場所:UDCKパブリックラウンジ
●料金:¥800-(初回参加は無料)
●どなたでも参加できます
●主催:UDCK 柏の葉アーバンデザインセンター