(レポート)みんスタ パパ・ママケア編をキックオフしました!
2023年01月16日(月)
みんなのまちづくりスタジオ
みんなのまちづくりスタジオは2020年12月から柏の葉でスタートした新しいプロジェクトです。
「世界の未来像」をつくる街、柏の葉スマートシティを推進するために、まちのユーザーである生活者を中心にして企業や行政、学術機関が共創していくプラットフォームとして誕生しました。
生活者の目線で新しいサービスや製品、プロジェクトなどを生み出すためにさまざまな実験的な手法を取り入れて運営していきます。
みんスタの詳細とこれまでの活動は こちら にまとめています。
テーマは「パパ・ママケア編〜産前・産後の不安な時期をまちでサポートする仕組みをつくる〜
出産や育児は不安になることや、上手くいかないことの連続です。そんな産前・産後の不安な時期をまちや企業はどうサポートできるか?この問いに住民さんと一緒に取り組むために「みんスタ パパ・ママケア編」企画しました。
また、このテーマに一緒に取り組んでくれるプロジェクトオーナーとして花王株式会社が参画しています。花王さんとみんスタで共同企画・運営でみんスタを進めていきます。
キックオフワークショップスタート
8名の市民メンバーが参加してワークショップがスタートしました。パパ1名、ママ7名。そして赤ちゃんもたくさん一緒に参加してくれました。
赤ちゃんの参加が多かったので、急遽会場を「まちの健康研究所 あ・し・た」に変更して開催しました。(あ・し・たwebsite)
事務局のメンバー、花王メンバーの自己紹介の後、花王株式会社の山口さんと豊島さんからこのテーマに対する想いを話してもらいました。
〜花王さんの想い〜
赤ちゃんが心も肌も気持ちょく笑顔で過ごすことを大切に考えています。そして赤ちゃんとママ&パパが笑顔で触れ合う時間は、赤ちゃんの成長のためにとても大切だと考えています。
産後の孤独になりがちな時期を地域住民のみなさまと一緒に考えていきたいと思います。
レゴ®︎シリアスプレイ®︎で産前・産後の不安を語る
みんスタのプログラムでは度々登場する「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」。この手法をつかうと、初対面同士でも楽しく、そしてテーマの深いところまで語り合うことができます。
子どもを抱っこしながら、キッズスペースで遊ばせながらパパさんママさんがレゴを使って作品をつくり、それについて語ったり質問したりを繰り返していきます。
「悪夢のような産前・産後は?」という問いに対して、
・インフルエンザなどの感染症にかかった時
・夫婦間の家事分担について
・職場での育児に対する不理解
・終わらない夜泣き
などなど、8名のパパ・ママからそれぞれの体験をベースにしたストーリーがたくさん出てきました。
産前・産後の不安はみんスタONLINEにもたくさんボイスが投稿されています。今後のワークショップでも活用していきます。
こちら からみんスタONLINEものぞいてみてください。
ご参加いただいた市民メンバーのみなさま、賑やかな雰囲気づくりに協力していただいた赤ちゃんたち、どうもありがとございました!
後半は花王メンバーが不安のない産前産後の世界を描く
市民メンバーをお見送りした後は前半のワークショップの振り返りです。全体的な感想と個別に印象に残っている産前産後のエピソード、レゴで作った作品についてディスカッションをしていきます。
産前・産後の不安を経験した当事者から直接ストーリーや意見を聞くことで、これからみんスタで取り組んでいく活動の方向性を定めていくことになります。
ディスカッションの後は花王メンバー7名が「不安のない産前産後とは?」という問いに対してレゴで作品を作っていきます。
完成した後はまた作品に対してストーリーを発表し、お互いに質問・回答することで奥行きを深めていきます。サービスのイメージ、不安のない世界のイメージ、産前産後のジェットコースターのような暮らしを表現する人など、個人のモデルが7つ完成しました。
最後のワークは、みんスタに取り組む7名のチーム全員の共有モデルを作成し、そのストーリーを完成させることです。
作品を1つのテーブルに配置して、その位置関係や関係性を探っていきながら足りないパーツを足したり、逆に余分なパーツを減らしたりしていきます。7名全員が納得いくまで対話は続きます。
何度も繰り返し、最後に全員が納得する「不安のない産前・産後の世界」が完成しました。代表で花王の豊島さんに共有のストーリーを語ってもらいました。
みんスタ花王編、今後はこのビジョンに向かってみんスタのプログラムを進行していきます。
次回の活動は1月26日(木)です。