2007.05-
これからのまちづくりの担い手を育てる市民講座
UDCKまちづくりスクールは、これからのまちづくりの担い手を育てることを目的とした市民講座です。講師陣に大学教授や第一線で活動する専門家を迎え、まちづくりを実践的に学ぶプログラムで、修了生を通じて"学び"がまちに還元され、まちでの議論や活動が活発になることを期待しています。
※(一財)柏市まちづくり公社とUDCKによる共催です。
2007年5月に始まったまちづくりスクールは、2019年度前期までの13年の間で参加者が700名を超えました。参加者からは「市民が主体的に関わること」がどういうことなのか、新しい知見が得られたとの声があり、修了生がスクールの企画・運営に携わるようになったことをはじめ、市民がまちを作り上げていく場に参画する面白さを体感し、実践していく場となっています。
▼各コース名をクリックすると詳細が表示されます▼
2019年度前期コース 「アーバンデザインは健康寿命を伸ばすことができるのか?〜体を動かしたくなるまちづくり"Active Designの最新事情を学び、実践を考える〜」
人生100年時代が叫ばれるなか、健康的に日常生活がおくれる期間=健康寿命の延伸がさまざまな分野を横断する課題となり、各地で色々な取り組みが行われています。今回のまちづくりスクールでは、各地から、さまざまな分野で研究・活動中の講師からのレクチャーを通じて、テーマに沿った国内外の「都市計画・まちづくり」や「最先端の研究」「コミュニティ創出と継続」の事情を学ぶことができます。座学だけではなく柏の葉の街に出てフィールドワークを行い学びを深めていきます。
※募集ページ
※開催レポート
2018年度後期コース 「都市経営時代のまちづくりと暮らし方 〜全国各地の事例からその一端を探る〜」
昨今、日本国内では人口減少や社会の成熟が進み、長期的な成果を意識して意欲的な施策や事業に取り組む「都市経営」の視点が求められています。また、市民の暮らし方や働き方の多様化により都市へのニーズは日々変容していますが、都市や社会システムのアップデートは十分に進んでおらず、大部分は旧態依然のままです。一方で、ハード・ソフトや官・民の垣根を超えて、それらに応える新たなまちづくりに挑戦する動きが全国各地で進みつつもあります。今回のスクールでは、各地の講師からのレクチャーを通じて、都市経営時代のまちづくりと暮らし方とはどのようなものか、その一端を学びたいと思います。また、柏の葉の課題や社会ニーズにも目を向け、これから柏の葉はどんな都市を目指していくと良いか、そのために自分たちは何ができるかを考えるワークも行います。街のみなさんやまちづくりに関わりたい方のご参加お待ちしています!
※募集ページ
※開催レポート
2018年度前期コース 「まちなかにおける「シェア」の可能性 〜公と私を超えてできること〜」
最近、まちなかでモノやコト、空間、時間をシェア(共有・共同利用)する仕組みやプロジェクトが増えてきています。そもそも、街は人々が共同で暮らす場であり、その暮らしは昔から行政や個人の力だけでなくシェアによって支えられてきました。一時は様々な要因でシェアの割合が減っていましたが、近年のテクノロジーの発達や豊かさの変容、社会の成熟によって、そのバランスが見直され始めているといえるでしょう。一方で、街には環境や就労、子育て、移動交通、健康、コミュニティなどの様々な面で課題が山積しています。それは計画的な都市においても例外ではなく、柏の葉にも目には見えづらい小さな課題がたくさんあるように感じます。今回のスクールでは、講師のレクチャーやワークを通じて、シェアという切り口から様々な地域課題に取り組んでいる仕組みやプロジェクトを学びます。柏の葉の課題解決策を考え、暮らし方を見直すきっかけになればと思います。ご参加お待ちしています!
※募集ページ
※開催レポート
2017年度後期コース 「みんなで街に新たな風景を創ろう まちなか活用プロジェクト」
あなたは今の柏の葉に満足していますか?「まちに文化がいまいち感じられない」「子どもやシニアがまちを楽しむ機会が少ないかも」「農を感じ食が豊かになるイベントがあるといいな」----。そんなことを思っている人もいるかもしれません。この街がさらに成熟していくには、そういったものが今後より一層求められることでしょう。一方で最近、全国でまちなかの広場や公園、道路などのパブリックスペースを活用する動きが増えています。目的や主体は様々で、「自分の街の暮らしをもっと豊かにしたい」と市民自らが率先して実施しているところも。実は、柏の葉にも駅前広場や調整池など活用できるまちなか空間は数多くあります。しかし、市民が望むイベントを自らが継続的に開催できていないのが現状です。そこで今回のスクールでは、講義やワークでの学びを通じて、まちなか空間を実際に活用して自分たちがやりたいイベントを主体的に仕掛けていくチームをつくっていきたいと思います。参加にあたって特殊な技能やスキルは必要ありません。皆さんのご参加お待ちしております!
※募集ページ
※開催レポート
2017年度前期コース 「あなたの「やりたい」から始まる 街を豊かにする場づくりのススメ」
近年、街の人たちが中心となって地域社会の課題を解決する場をつくるプロジェクトが全国各地で増えています。例えば、街の様々な世代が仲良くなれる場だったり、気になることを誰もが学べる場だったり、公共空間を思いっきり楽しめる場だったり。柏の葉でもそういった取組みはこれまで行われてきましたが、今、街の人たちが新たに始めようと思っても、そのために必要な考え方や方法を学ぶ機会はあまりないかもしれません。今回のスクールでは、これから成熟した街になっていく柏の葉での新たな場づくりの担い手を増やしていくことを目指して、場づくりの意義や可能性、企画のつくり方や周囲を巻き込んで実現する方法について、講義やグループワークを通して学びます。まちづくりスクールが始まって10年が経ちました。次の10年も街の皆さんと一緒に実りあるスクールを開催していきたいと思います。スタッフ一同、皆さんのご参加お待ちしております。
※募集ページ
※開催レポート
2016年度後期コース 「街を知る・街を測る・街の未来に関わる〜あなたにとって「住み続けたい街」とは〜」
あなたにとって「住み続けたい街」とはどのような街でしょうか。 "環境に優しい""人間味がある""賑わいがある" −−。これらだけではなく、きっと人それぞれの「住み続けたい街」があり、その根拠となる様々な見方や尺度があるでしょう。一方で近年、街を構成する要素は年々複雑になり、街で暮らす人たちにとって、自分たちの街やその未来を考えることは縁遠いものになりつつあります。誰もが街の未来を考え関われるようになるには、街の未来を計画し整備する人たちが持っている街の見方を知るとともに、自分にとって「住み続けたい街」とは何かを認識し表現できるように街を捉える術を学ぶことが大切だといえそうです。
今回のスクールでは、「あなたが自らの感覚で街を捉えることは街の未来に関わるきっかけとなる」という考えのもと、講義やフィールドワークを通して街の様々な見方や測り方を学びます。
※募集ページ
※開催レポート
2016年度前期コース 「みんなでつくるコモンスペース~市民による街の屋外空間の活用方法~」
近年、これまで目を向けられてこなかった街の屋外空間を市民が賑わいの場や憩いの場として活用する事例(街の使いこなし)が全国各地で増えています。こういった活動は市民と街の関係性をより豊かにしてくれますが、実際に行うにはちょっとした勇気や気遣い、ノウハウ、準備などが必要かもしれません。
今回のスクールでは、シビックプライドやプレイスメイキング、タクティカルアーバニズムなどの考え方からみた「市民による街の使いこなし」について研究者や実践者に講演していただくとともに、実際に市民としてこれから柏の葉にある屋外空間をどのように使いこなしたいか、使いこなせそうか具体的に考えるワークショップを行います。
※募集ページ
※開催レポート
2015年度後期コース 「地域のストーリーを紡ぐ~地域資源を活かすアートプロジェクト~」
地域ごとに様々な歴史・伝統があり、固有の空間資源があります。また、様々な思いや能力を持った人たちが地域に暮らし、そこには様々な生業や遊びがあります。地域の活性化・再生が叫ばれるなかで、今改めてこれらの「地域資源」を活かしながら、地域特有の文化や魅力を高めていくことの重要性が問われているように思います。
そこで、今回のまちづくりスクールでは、各地の地域資源を活かしたアートプロジェクトの事例を伺いながら、地域のストーリーを紡ぎ、地域性をはぐくむためのプロジェクトの企画とマネジメントについて学びます。グループワークではディスカッションや街あるき、柏の葉の資源を活かした企画づくりも行います。
※募集ページ
2015年度前期コース 「都市の活力を支えるソウゾウ ―創造性と想像力―」
アーティスト・クリエーターにとどまらず、現代では全ての市民が表現活動をする機会に恵まれ、創造的な活動は日常生活のあらやる場面にあふれています。芸術文化などに代表される「創造性」は都市に新しい価値をもたらしますが、都市を構成する市民一人ひとりが「想像力」を持って受け止め、さらには市民自身も創造性を駆使して感じ、創り、発信することで都市の活力が生まれるのではないでしょうか。2つの「ソウゾウ」をキーワードに、市民の持つ創造性と想像力について考え、都市の活力とどのように繋がるかを受講生と共に考えました。
※募集ページ
※開催レポート
2014年度後期コース 「コミュニティデザイン -創造的な場としてのコミュニティ-」
「コミュニティデザイン」という言葉があちこちで聞かれるようになり、人が繋がる仕組みや人の力で課題を解決する創造的な場への関心が高まっています。コミュニティは規模も活動内容もそれぞれで、成功事例も一様ではありません。コミュニティの仕組みが機能し続けるためには日々のコミュニティの変化に創造的に対応する必要があるかもしれません。今回のまちづくりスクールでは、コミュニティデザインにまつわる研究者・実践者を講師に迎え、多様な視点から学びます。コミュニティが成長し、創造的な場であり続けるために、どのような視点や仕掛けが必要なのか、講師と受講生の皆さんで考えていきました。
※募集ページ
※開催レポート
2014年度前期コース 「地域の価値を上げるチームマネジメント -自律にむけたまちづくりの"しくみ"とは?-」
市民、行政、企業、研究者など多様な主体が連携したまちづくりが全国で広がりを見せています。地域資源を活かした新しいまちのしくみを創造し、地域の価値を上げていくような活動の展開されており、それを支えるまちづくりの多主体連携(チームマネジメント)の在り方は様々です。専門家、企業、行政それぞれの視点からエリアマネジメントの体制づくりや推進に関係する工夫点や課題を学び、これからのまちづくりのあり方を受講生の皆さんと一緒に考えました。
※募集ページ
2013年度後期コース 「モビリティデザイン 人の移動からまちづくりを考える-ITSの可能性-」
近年新しい技術を取り入れた交通政策が検討されており、市内でも実証実験が始まっています。これに合わせ、今期は「人の移動」に着目して、ITSという次世代交通システムの基本的な考え方・取り組みを学ぶとともに、新技術はまちづくりにどう寄与しうるのか、私たちはどう活用していくのか、これからのまちづくりを受講生の皆さんと一緒に考えました。
※[募集ページ]
2013年度前期コース 「市民がまちをデザインする ー 豊かな超高齢社会へのビジョン ー」
「高齢社会への提案」をテーマに、30年後も輝き続けるまち・ひとであるために将来をどう見据えるか、社会としてどうあるべきか、多角的な視点から地域を捉え、これからのまちづくりの可能性をワークショップを交えながら考えを深めていきました。
※[募集ページ]
2012年度後期コース 「市民が描くスマートシティ」
電気自動車での蓄電や、家自体が高機能を備えたスマートハウス等、最先端の技術が様々な取組みを可能にし、より便利で快適な生活や環境負荷の少ないライフスタイルを実現し始めています。今話題のスマートシティの基本から、市民のライフスタイルがどうなっていくのか、エネルギーの視点で受講生とともにこれからのまちについて学びました。スマートシティを活用する市民の存在がよりまちを成長させ、まちも機能するという認識を改めて共有した回でした。
※[募集ページ]
2012年度前期コース 「まちのグリーンマネジメント-イマドキの都市緑化を考える-」
身近な緑を行政の協力を得ながら、市民自ら管理・運営をしていこうという流れが日本でも育ち始めています。柏の葉のまちにはこれから公園が整備されていくことから、このまちらしいパークマネジメントやこれからの都市緑化のあり方を考えました。
※[詳細ページ]
2011年度後期コース 「子どもを育む[まち]づくり」
都市開発が進む「柏の葉」では、新たな住民も増えつつあり2012年春には新設小学校の開校も予定されています。ここで育つ子ども達に対して、父親・母親だけでなく、この[まち]として何を考えていくべきか、子育て環境とまちづくりについて考えました。
※参考資料:講義録
2011年度前期コース 「3.11後の地域防災力」
2011年3月11日、我々は未曾有の大震災を体験しました。この3.11を経て、改めて地域防災を考える回としました。リスクに着目した防災まちづくりの視点、都市生活を支えるライフライン、災害と地域コミュニティ、柏市の防災施策など、最先端で実践・研究に携わる講師陣をお招きし、防災まちづくりのあり方について学びました。
※参考資料:講義録
2010年度後期コース 「住宅の未来をかんがえる」
まちを構成する基礎単位ともいえる「住宅」に着目し、デザイン、評価、環境、安全といった側面から、最先端で実践・研究に携わる講師陣を招き、これからの住宅のあり方を考えました。
2010年度前期コース 「高齢社会のまちづくり」
近代核家族の老後と住まい方、高齢住宅地の再生、柏地域における取り組みなど、最新の事例を元に、今後迎える・迎えつつある高齢社会におけるまちづくりのあり方について具体的に学びました。
2009年度秋コース 「まちを市民がデザインする」
シビックプライドと都市デザイン、柏の葉のまちづくり、デザインワークショップの実践について国内外の事例を元に具体的に学びました。
2009年度春コース 「まちを市民がデザインする」
市民参加型まちづくりの歴史、オープンスペースの考え方、ワークショップを通した計画づくりのプロセス、実際に行政と市民が協働するにはどうしていくのかを、柏市の事例をはじめ国内外で展開されている事例を元に具体的に学びました。
2008年度 「柏の葉エコデザイン」
前半は講義形式で、後半はワークショップ形式で、市民が考えるエコデザイン企画の検討を行いました。後半のワークショップでは、前年度秋コース修了生が各チームのファシリテータを担当し、最終的には「自転車(えこさいくる)」、「農(チーム農)」、「コミュニティ(エコ楽サロン)」の3提案がなされました。
柏の葉自転車クラブ(cf.まちのクラブ活動)のように、関連するワークショップや実証実験の意見交換会へ参加するなど、スクール内での活動に留まらず、継続してまちの中に展開されているものもあります。
2007年度秋コース 「まちづくりワークショップの進め方を学ぶ」
ワークショップに重要な進行方法をトレーニングする、ファシリテーター育成講座を展開しました。概論からファシリテーションの実習、テーマ設定やプロセスデザインという「場を進める技術」を習得しました。
2007年度春コース 「まちづくりの入門講座」
市民参加、経営、景観・ランドスケープ、アート、LOHASの視点から、当該分野の専門家と柏地域に係る実務家を各回招き、基調講演後、パネルディスカッションや、受講生との活発な意見交換を行いました。