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柏市が2009年6月にITS実証実験モデル都市に選定されたことを受け、2010年2月に「柏ITS推進協議会」が設立されました。
柏の葉地区をフィールドに、ITSを活用した実証実験事業の推進・支援を行い、ITSを活用した研究開発や実証実験を行っていく予定であり、UDCKも会員として参加しています。

ITS(Intelligent Transport Systems)とは「高度道路交通システム」のことを指し、渋滞・事故・大気汚染・高齢者利用など、道路交通が抱える様々な問題を、最先端の情報通信や制御の技術によって解決し、安全・快適で環境に優しい交通システムの構築を進めるため、各国が国家レベルのプロジェクトとして取り組んでおり、日本でも国土交通省・総務省・経済産業省・警察庁などが連携して研究開発を推進しているシステムです。
柏市は、2009年6月の社会還元加速プロジェクト「情報通信技術を用いた安全で効率的な道路交通システムの実現」の会議において、青森市、横浜市、豊田市に次ぎ、全国で4番目の「ITS実証実験モデル都市」に選ばれました。
ITS実証実験モデル都市としての活動は、『柏の葉国際キャンパスタウン構想』に掲げられた8つの目標のうち、[目標1]環境と共生する田園都市づくり、[目標4]サスティナブルな移動交通システム、[目標8]イノベーション・フィールド都市を踏まえ、取り組むものです。

これまでUDCKを中心に、柏の葉地域ではベロタクシーやセグウェイ、スマートサイクル(コミュニティサイクル)など新しい移動交通の実証実験を行ってきています。
今後は、柏の葉地域においてICT(情報通信技術)等を活用し、自動車交通・公共交通機関・パーソナルモビリティが相互に連携・補完する"モーダルミックス"、二酸化炭素排出量や消費エネルギーの削減等を目指す"サスティナブルな交通移動"を実現するための取組み、安心・安全な"次世代モビリティ"の可能性の検討や各種事業検証を行うことで、環境に配慮した次世代型環境都市の実現を目指します。