2012.09-

udck002962.jpg千葉大学柏の葉キャンパスでは、2011年9月より我が国最大規模の植物工場研究拠点が本格稼働しています。その一環として、住宅内に設置できるよう小型化した「家庭用植物工場」の実証実験や、店内栽培型の植物工場の研究開発、植物の栽培を科学的に学べる学習キットの開発などを、近隣の店舗や住民の協力を得て進めてきました。日々の暮らしのなかで、植物工場を活かす可能性を地域とともに探っています。

家庭用植物工場

2012年度、住宅内に設置できるよう小型化した「家庭用植物工場」の実証実験を、駅前のマンション5世帯の住民モニターを対象に実施しました。家庭用植物工場の装置はネットワークとつながり、専門家から遠隔で栽培支援が受けられます。また、各世帯の栽培状況を見える化することで、収穫野菜の物々交換や栽培方法の情報交換などを促進し、地域コミュニティを活性化させる狙いもあります。

店内栽培型植物工場

2013年度には千葉大で開発中の店内栽培型の植物工場の収穫・試食体験を、駅前のレストランで実施。既に複数のレストランでは常設・使用されています。